共感するという事は、相手の意見にその通りだと感じたり、感情に寄り添うことにつながります。
もちろん、人は様々な考えや価値観を持っていますから、共感できる相手もいれば、共感できないケースもあるでしょう。
自分を押し殺して無理矢理共感しようとすれば、かなりのストレスが溜まる事も考えられます。
しかし、相手に対し共感できる部分を見つける事ができれば、親近感を感じられるでしょう。
そうやって、より深いコミュニケーションを図る事ができます。
友人にしろ、恋人関係にしろ、相手に共感できるかどうかはお付き合いをする上でポイントとなります。
表面上のお付き合いであれば、共感できなくてもさほど問題は無いかも知れません。
ただ、相手と深い所で理解し合おうと思った時は、共感できるかどうかを知る事は一つのポイントになります。
知り合って間もなく、相手の事があまりわかっていない時、会話の中で何か共通点を見つけた時、会話が盛り上がる事はありませんか?
お互いの好きな映画やお笑いコンビが一緒だったら、テンションが上がる事ありませんか?
同じ出身地だったり住んでいる町に詳しかったりしたら話が楽しくなる事はありませんか?
人間心理として、相手との共通点を見つる事で親近感を覚える事があります。
好きな物、好きな事、自分の考え方など、共通点はある種の共感へとつながります。
しかしながら、共通点が無いと距離が縮まらないかと言えばそうではありません。
相手を理解し価値観を認め、お互いの考えを尊重できれば良好な関係を築く事ができます。
人には共感力というものが存在します。
共感力とは、「他者の考えや意見にその通りだと感じたり、喜怒哀楽といった感情に寄り添うことができる力」のことです。
つまり、相手の考えを知る事が良好な関係性を作るためにはとても大切になのです。
まずは相手に興味・関心を持ちしっかりと話を聞く。
その考え方や価値観を自分はどう捉える事ができるか。
共感ができるのか、自分とは違う考え方と感じるか。
相手を理解する事が二人の距離を縮める事につながっていきます。
そういう点で、相手と向き合ってじっくり話を聞く事がとても大切になります。
相手は相手、自分は自分と割り切って、相手の話を聞き流していませんか?
相手に興味を持って、理解しようという意識はありますか?
会話の途中で自分の意見を挟んだりしていませんか?
まずは相手を知る事。
そのために相手の言葉にしっかりと耳を傾ける事です。
では、どんな人が共感力が高いのか。
まず、周囲への関心が強い事。
日頃から周囲への関心が強く、よく観察しています、
そして、相手の話にじっくり耳を傾けられる人。
聞き上手であり、相手の伝えたいことを最後まで集中してしっかりと聴く、という特徴もあります。
また、自分自身の過去の様々な経験に照らして、相手の心情を推察する事が出来る人です。
一方で、周囲への関心が弱く、自分の話を挟みながら聞いている人は共感力が少ないと言えます。
目の前の相手の言葉に集中してじっくりと聞くことが大事です。
一方で、共感力を高める方法としては、まず相手に興味・関心を持つ事。
そして、意識的に相手の気持ちを読み取ろうとする事。
何気ない会話でも、相手の話に興味を持ち、どういう意志でその話をしているのか察知できれば、相手の意見を受け入れることができ、また感情に寄り添う事ができます。
しかし、最初の方に書いたように、全ての意見や相手に対し共感できるわけではありません。
自分の意見を照らし合わせて、共感できないと思う事もあるでしょう。
当然、すべてに共感する必要はありません。
「共感できないな」と感じる時は、ある種の割り切りも大事で、理解する方へ切り替えるようにしてみて下さい。
相手が何を言いたいのかが分かろうとする事で、相手の事を理解でき、自身の大事にしている価値観などに気づくきっかけにもなります。
自分の意見と違うと気付いたり、感情的に受け入れる事ができないという発見によって、自分の軸を確認する事ができるのです。
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