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相手のアラが見え隠れした時

実際にお付き合いをしている時、最初の段階ではあまり気にもならなかった事が、何となく気になり出す事があります。そしてその気になる点が大きくなる事で、お付き合いを続けていく事に抵抗を感じる場合もあります。その心理とは一体どういったものでしょうか。


お見合いなど、初対面の段階で第一印象が良ければ、お付き合いを始めても好印象は持続します。しかし、一緒に過ごす機会が増えるとその人の本質的な部分が見えてきて、自分が抱くイメージとのギャップに戸惑ったり、自分には合わないと感じる場合があります。


これはお付き合いをしていく上では普通に起きる現象です。お互いを知る準備期間がなく、お見合い後すぐに交際が始まりますから、その時点ではお互いの理解というのは乏しく、時間の経過と共に相手を理解していくうちに、お互いの相性が見えてきます。その結果、相性が合わないと判断して、交際終了に至る事も当然あります。


ただ、中には結婚に向け、具体的に進行していってから相性の壁にぶつかるカップルもいます。トントン拍子で交際が進み、相手の親への挨拶を済ませ、プロポーズが見えてきたときに、結婚に対するモチベーションが下がってしまう事があります。


それは満たされた状態になっているために起こる現象と言えます。交際初期で気にしていなかった事が、本格的に交際が進んで精神的に満たされた時、ひっかかりが出てきます。相手に完璧を求めようという心理が働いている状態です。


性格の不一致という事があれば、将来的に二人の関係に溝を作る事はあるかも知れません。価値観の違い、考え方の違いなども関わってくるでしょう。また、生理的に受け付けないといった面で共に生活するのに抵抗を感じる事があるかも知れません。


しかしそれは交際を進める間に確認すべき事です。一緒にいて楽しいとか落ち着くとか、この人を大切にしたいと思えるかどうかはデートや日頃のコミュニケーションを通じてわかってくるものです。そのひっかかりを見えないフリをしてしまっているために後から問題が発覚してしまうのです。


その人と共に人生を歩んで行けそうかどうか、交際を進めていく中でイメージする必要があります。そして何かひっかかりを覚えた時、その問題は本当にこだわるべき事なのか考えなければいけません。全てが完璧というカップルはいません。


気になる所があっても、相手の良い所でカバーできるかどうか。素の自分を出せて居心地が良いかどうか。一時の感情によって大切な人を失くさないよう、二人の関係性を今一度振り返ってみて下さい。


結婚目前で思い悩む事は、自分に目が行っている状態です。相手を思いやるという発想が欠けてしまっています。大きな後悔が生まれないかどうか想像する必要があります。置かれている状況が満たされているからこそ、思い悩んでしまう。そういった現象だという事を理解できれば、本質が見えてくるでしょう。



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