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心と体

精神と身体は連動しています。それは両輪と言えるでしょう。もちろん通常はそれぞれ独立して機能していますが、影響し合っています。



気力が充実していれば、体もピンピン動くでしょう。疲れ知らずな状態になる事もあります。しかし、体力は無限ではありません。身体に負担がかかっていくと、やがて疲労は蓄積し、オーバーヒートしてしまいます。気力と体力が充実している思い込み、身体に過度な負荷をかけた結果、体力が低下したのです。そうなると身体を休めるしか回復の方法はありません。そして身体のエネルギーが欠乏すると、気力にも影響してきます。



ハイな状態で無敵感を伴っていた気力も、体力の過度な消耗により影響を受けて、精神エネルギーは低下していきます。その時は、気力も体力も過度に低下しているため、回復には時間を要します。



一方、いくら体力が余るほどあっても、気力が低下していれば何もする気が起きない場合もあります。



しかし、時が経てば気力も回復していきます。しかしその時体力が低下していれば中途半端になってしまいます。気力の回復を待つために身体を整えておく必要があります。



ストレスが原因でメンタルダウンになると、身体は元気なはずなのに、動く事が億劫になります。気力が湧かなければ、身体が元気でも何もする気は起きず、じっと精神の回復を待つしかありません。そのためにストレスを回避するために対策を取ったり、病気と診断されれば服薬も必要です。いろんな手を尽くし、精神が回復できる環境を作る必要があります。



一方で、身体的な病気にかかれば、精神に一気に来ることもあります。病気というのはもちろん体を蝕むわけですが、憂鬱な気持ちを引き起こします。また、その病気が治癒するという希望が持てるかどうかで精神状態も変わってきます。後悔の念にとらわれ、自分の健康管理の甘さを悔やむ事もあるでしょう。



精神を安定した状態にするためには、ストレスを回避する、全力で仕事に取り組まない(余力を残す)、人間関係に深入りしないなどがあります。



健康管理のためには栄養バランスが取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動などがあげられます。



精神を安定させる方法は、簡単ではないでしょう。ストレスを回避するためにどうすれば良いか、実際のところ現状を変える事は難しいと思われます。



ストレスはその人の性格によっても蓄積の度合いが変わってきます。



責任感が強い人は、全力で業務に取り組み、キャパオーバーになってしまう可能性があります。自分しかその仕事はできないという思い込みがそこにあるかも知れませんし、他の人の手をわずらわせる事は申し訳ないと思うかも知れません。そうして結局自分1人で完結させようとします。



自分を守るためには、完璧な仕事をしないと決める事です。全か無かの二択ではなく、ほどほどの完成度を目指す。それは自分のポリシーを曲げる事につながるかも知れませんが、自分の命を守るためには必要な事です。



また、健康管理は日頃の忙しさで二の次になってしまう方も多いでしょう。健康管理は日頃の積み重ねであり、すぐに結果は出ません。若いうちは元気バリバリで無理も効いたが、歳を重ねるごとに体力は低下し、病に蝕まれる可能性は高まっていきます。健康のために日々意識して生活する事と、将来の健康を意識しない生活の差は、何十年も先に現れます。



心と体はリンクしており、また、心身の健康を保つために、工夫して取り組む。健康は財産。無くして初めてそのありがたみがわかります。



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