初めて会った相手との距離を縮めるきっかけの一つとして、好きなものの共通点の存在があります。 趣味が同じであったり、住んでいる地域が同じであったり、好きなことが一致したり。 好きなものの共通点があれば、会話も盛り上がり、親密度も増します。
ただ、好きなものなどの共通点にばかり目が行くと、後から関係性が難しくなる場合もあります。 例えば一緒に生活をするとなると、家事の分担の必要も出てくると思いますが、2人とも料理を作るのが好きという共通点があり、皿洗いはどちらも面倒くさいと思っていたら、炊事がスムーズにいきません。逆に一方は洗い物が好きなら、役割分担が可能です。
また、嫌いなものの共通点というのもポイントになってきます。例えば無駄遣いが嫌いな人と、お金をケチケチするのが嫌いな人とでは、お金の価値観が合いません。休みの日は家を出たくない人と、休みはだらだらするのが嫌な人とでは、休みの使い方が合いません。このようにお金や時間に対する価値感が異なると、共に生活していくにつれ問題なってくることも考えられます。
お互いのこだわりとして、嫌いなことや許せないことがずれていると、それはそれで問題化するでしょう。
また、異なる趣味についてもお互いを尊重すれば問題はなくなってきます。無理に趣味を合わせなくても、逆にお互いの時間の使い方があってそれぞれの趣味を楽しめることもあります。
ですから初めて人と会う時、例えば自分が知らない趣味や好きなことの話題になっても、そのことに興味を持って相手の話を聞くことで、相手を知ることができ、その距離を少しずつ詰めていくことも可能です。共通点を見つけられなかったと嘆くより、相手の相違点を発見でき、色々と相手を知ることができてラッキーと思って、コミュニケーションを図ることも大切でしょう。

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