メラビアンの法則というものがあり、この法則によると、視覚が与える影響は全体の55パーセントになるという数字があります。ただし、これは実際に行った検証の意図とは異なった解釈であると言われています。
では、実際には見た目が与える印象はどれ程なのでしょうか。
例えば仕事や異業種交流の場などで初対面同士が挨拶をする時、表情や声の張り方でその人の仕事に対する自信、情熱が読み取れます。そして名刺に書いている職業に目がいき、どういったお仕事をされているかをお伺いすることになるかと思います。
また、就職活動であれば、面接の際、面接官は履歴書を参考にしながら、その人の人柄、情熱、将来性を読み取るでしょう。
では、お見合いはどうかというと、やはり外見やその人の物腰や表情などが最初の情報として入ってきます。そして実際にお話をして、その人の人となりを知ります。それから第2印象、第3印象でどう相手を理解するかがポイントになってくるかと思います。しかしながらお見合いの時間は1時間程度。その短い時間で相手を知る・相手に知ってもらうために、第一印象に引っ張られない観察力・自己表現力が必要かも知れません。
出会いは一瞬で、その場で全てを理解するのは困難です。ですから、相手に対して興味を持ち、まずは知ろうとする努力、そして自分が感じ取った第一印象に流されないある種の鈍感力も必要かも知れません。
そして、第一印象が与える影響を重視して、身なりや表情、話し方などで好印象を相手に持ってもらえるように意識することが、出会いの場面では求められるでしょう。

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