成長は、何か負荷のかかるような課題があって、それに向かって力を注ぎ、乗り越えた時に得られます。課題が大きければ大きいほど、成長の幅は大きくなります。
勿論、解決困難な課題もあります。逃げ場がなく精神的に追い詰められる時もあるでしょう。そういった場合、早めに諦めて白旗を上げる事も大切です。それは自己防衛の一つです。
一旦諦める事で、成長機会を逃したようにも見えますが、自分で危機を回避する事で冷静な判断力や一歩離れた所から自分を見るという視点が身に付く事もあります。ですから、クリアできなかったときも、それまでの自分になかったスキルを身に付ける事は可能です。
つまり、目の前に問題が生じた時、その事自体が成長のチャンスと言えます。
よく、行動が大切と言われますが、これは能動的な挑戦を意味します。もちろんこれも、成長していくための一つの方法です。行動の良い所は、成功しても失敗しても得られるものがあるという事です。行動する事で成果を得る確率を高める事ができます。もちろん的外れな時もあるでしょう。その場合は軌道修正して再び取り組む事で成功へと近づく事ができます。
結果的に失敗した時は、何故失敗したか検証する事で経験と知恵が身に付きます。単に同じ事を繰り返さないという教訓だけではなく、失敗の本質を知る事ができます。
また、成長する機会は、何も大きな課題に直面する時だけではありません。日常生活においても存在します。何か面倒くさい事があったとします。腰が重く、後回しにしてしまうような場合に、自分を奮い立たせて取り組んでみます。もちろん大きな労力を必要とするでしょう。精神的なストレスも大きいかも知れません。しかし、深く考えずにとにかくやってみる。
そうして課題をクリアしたら、疲労感を上回る達成感を得る事ができます。そういう日常にある小さな課題を解決していく事で、習慣的に成長を目指していく事が可能になるでしょう。
Comments