- INFO WO
英語で道案内
先日、二度ほど外国人に道を尋ねられた。
「英語は話せますか?」
「はい。ちょっとだけですが」
「ここ(伏見稲荷)に行きたいんだけど、歩いて行くか地下に下りて電車(京阪電車)に乗るかどっちがいいのかな?」
尋ねられた場所は四条川端。京都の中心地だ。一方、伏見稲荷とは電車で5駅離れている。歩く事は不可能だ。
「遠すぎて歩けません。電車に乗らなければいけません」
電車で行く事はわかるのだが、実際には何線でいけばいいか自分でもよくわかっていない。路線検索で調べた所、京阪電車1本で行ける事がわかった。
「ここの階段を下りて電車に乗り、5つ目の駅が伏見稲荷です。2番線です」
「おーありがとう!」
英語でコミュニケーションを取るのは簡単な内容であれば可能なのだが、それより難しいのは具体的な場所を説明する事で、これは日本語でも同様に難しい。地図を見せられても上手く説明できないのだ。
別の外国人が聞いてきた。
「花見小路はどうやって行ったらいいの?」
「(地図を見せてもらって)ここをまっすぐ行って二本目の道を右に曲がって下さい」
「じゃあこのお寺はどう行ったらいい?」
地図を見て初めて知ったお寺だ。地図を見ると道なりに右に曲がって行けば着きそうな感じだった。
「その道(花見小路)をまっすぐ進むと右側に出てきます」
花見小路を歩いて道なりに進み、右手に出てくる。という事を言いたいのだが、微妙なニュアンスがわからない。
とりあえず、道案内は終了した。
「ありがとう!」
「どうも」
中途半端な案内になってしまった。親切な次の人につながる事を祈った。
