かつて終身雇用というのは会社員にとって約束された権利でしたが、今はもう崩壊していると言えます。特に若い世代では定年まで同じ会社で働き続ける事は困難でしょう。
ポジションが上がる事でキャリアアップしていくのも簡単ではありません。仕事のレベルが上がれば、それだけ求められるレベルも高くなります。自分がどれだけ対応できるかで、処理能力も変わってきます。会社は残業するなと言っても仕事が終わらず、大きなストレスが生まれます。
また、同じ仕事をしていても、与えられる業務量が増えたり、ノルマが高くなって、続けていく事が難しくなる事もあります。
そういった業務的負荷が大きくなれば、メンタルに影響してくる事もあります。そうなった場合、部署移動を希望できれば良いですが、会社の事情でそうもいかない時は、ストレスがかかったまま働き続け、やがてメンタルダウンになってしまう事もあります。
メンタルダウンになった時、助けてくれる会社もあれば、見捨てるような会社もあります。休職という形で職場を離れる事は可能ですが、帰った時に椅子が無くなっている何てこともあり得ます。
仕事の負荷が大きくなったり、処遇が改善されない時、転職という発想も当然出てきます。同じ業界で健全な会社・給料UPが望める会社に移る事は、常套手段と言えます。
また、自分の能力を信じて独立するという方法もあります。
勿論会社内の変化に上手に対応して定年まで勤めあげる事も有効な手段です。
昔に比べ、仕事をする事の多様化が進み、簡単にはいかないという現状があります。生き残るため、皆必死です。安定を得る事は困難と言えます。正解はありません。自分が生きやすい方法を探す事が大切です。何に価値を置くかも人それぞれです。
周りを見れば羨む事もあるでしょう。隣の芝は青く見えるもの。しかし、そこまでたどり着いたプロセスは人それぞれですし、未来は誰にも見えません。自分の生きる道を心に決め、後悔の無い生き方ができれば、それは一つの成功の形と言えるのではないでしょうか。
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