人はつい、自分の弱さを隠す。それは当然の心理と言えるでしょう。しかし、自分の弱さや情けなさを口にできる人はその弱さを克服している人です。弱さも自分を構成する要素と考えているのです。
逆境を乗り越えて今がある、そういう人もいます。辛い経験は成長の糧と捉えているのです。実際辛い思いをした人は、周りに対して優しくなれます。人間として一回り成長する事ができます。
過去の辛い経験を心の奥に秘めてしまうのも仕方がありませんし、口にすればいいという訳でもありません。ただ、その経験も今の自分を構成している一部であり、それを繰り返さないための知恵を得たと捉える事はできます。
一見無駄に思える経験も、それをどう解釈するかでプラスにもなります。そして、失敗は成長のきっかけになります。失敗談を語れる人は、二度と同じ失敗をしないために知恵を身に付けています。だから笑い話になるのです。
自分は弱いと考えている人もいるでしょう。何かに怯えている自分に情けなさを感じる事があるかも知れません。しかし、もし何かをしたくても失敗するのが怖いという事であれば、それは変わるための大きなチャンスかも知れません。
何かに挑戦する事は、一皮むけるための絶好の機会なのです。成功すればOKですし、失敗したら一つの経験を積み、同じミスをしないでおこうという知恵が身に付きます。何も挑戦しなければ、何も変わりません。自分が前進するためには、新たに行動しなければいけません。
そうやって、弱い自分を認め、前向きに行動する事で、強くなるきっかけを得る事ができます。今のままでいるか、行動する事で更なる知見を広げ成長を目指すか。自分はできると信じ、知恵と工夫で精度を上げる事で成功確率は高まります。まずは動く事から始まります。

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