幾つかの婚活サービスの中で、結婚相談所は最終手段と考えている人は多くおられるのではないでしょうか。それは正しいとも言えますし、間違っているとも言えます。
ではまず、どういう意味で正しいのか。それは出会い方のこだわりやお金の問題です。出会い方については、結婚相談所では結婚を前提としたお付き合いをしますが、アプリ・街コン・お見合いパーティなどは出会いのきっかけのツールであり、出会ってからのやり取りは本人達次第。
恋愛へ発展するかはたまた気持ちが高まり結婚へと進んで行くか、色んな展開が想定され、自由度があります。
また、コスト面で結婚相談所の優先度を下げる方もおられるでしょう。月会費だけ見れば、飲み会を2回行ったら同じくらいの額になりますから、実際の所あまり差はないのですが、成婚料が設定されている場合や、初期費用が高く設定されている場合は、高いと感じられる方も多いでしょう。
中には、結婚相談所での婚活は必死感があって抵抗があるという人もいるでしょう。まだやりたい事が沢山あるのに、結婚に一直線の状態になるのを嫌がる人もいるかも知れません。
では、逆に最終手段という解釈が間違っている理由を挙げます。
婚活をしていくにあたり、年齢という数字に縛られる事が多く、婚活の場に早く参加した方が何かと有利な場合があります。
特に結婚相談所では年齢という要素はお見合い成立数に影響します。若いうちに結婚相談所を利用した方が「モテ」ます。結婚相談所では、女性は20代後半から会員が増え、男性は30代前半から会員が増えます。将来的に結婚相談所を考えるのであれば、登録するタイミングは重要です。
次に、費用の面ですが、先ほども記述した通り、月会費だけ見れば2回飲み会に行くのと同程度の額になります。グルメで羽振りの良い人であれば、月会費の何倍も出費するなんて事もあるでしょう。
また、通常の恋愛結婚をしたとすると、デート代やプレゼント代、旅行代など、沢山のお金を数年に渡り出費します。一方結婚相談所は、パートナーと出会ってからは最長で6ヶ月、最短で3ヶ月以内にプロポーズするという流れがありますから、その期間に限ったデート代と比較すれば、数年のお付き合いの末の恋愛結婚より明らかに出費は少ないでしょう。
では、上手に婚活するにはどうすれば良いか。婚活には、向き不向きがあります。どの婚活が自分に合っていて、どの婚活が自分に合っていないのか初期段階でははっきりわからないのが現状だと思います。そうなるとまず、どの婚活にも共通して必要な事を押さえておく必要があります。
やはり外見は大切です。第一印象は最初の数秒で決まり、その人の印象が強く残りますから、最初の数秒を制する必要があります。
特に男性に言えますが、清潔感であったり、髪型・服装などの外見を整える。服装については、ネットなどで調べても情報はありますし、友達に相談するのも良いでしょう。お店で店員さんにコーディネートしてもらったり、買い物同行をしてくれるプロに頼むという手もあります。
本気で婚活をしたいなら、キーワードは短期決戦です。どの婚活から始めても構いません。ただし、取り組む期間を決めます。アプリなら3ヶ月、街コン・お見合いパーティはそれぞれ5回といった感じです。そのペースで大体の感触を掴み、自分に合った婚活を絞り込む事ができるでしょう。
そして、それぞれの期間を経過しても手応えが無ければ、実際に結婚相談所に登録する。無料相談を受ければ婚活についてのアドバイスなどももらえますし、仮に入会するとしたらどんな活動になるかについても教えてもらえます。
結婚相談所も向き不向きがあります。カウンセラーはベストの選択をするためのアドバイスをしますが、自分の婚活の価値観と合わない、もしくは活動自体がフィットしないという人もいるでしょう。また、活動に対し手応えがあまりなく、しっくりこないという事もあり得ます。
その場合は、結婚相談所だけではなく他の婚活サービスも併用するのが良いでしょう。どの婚活が自分にとって有利かを比べて自分に合った婚活を選ぶことができれば最良です。
いずれにせよ、本気で結婚をしたいのなら、短期決戦を意識するべきです。ゆっくり恋愛をしたいなら、結婚相談所以外での婚活になります。結婚観は人それぞれ。プロセスを楽しむか結果を重視するか。時間とお金の兼ね合い、そして納得度の高い婚活を選んで頂ければと思います。
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