婚活でも恋活でも、成就するために苦労する訳ですが、必要とされる要素の一つとして、清潔感が挙げられます。では、清潔と清潔感の違いとは何なのか。清潔とは、毎日体や髪の毛を洗い、手洗いをし、洗濯された服を着て、汚れの無い身なりでいる事。つまり不潔ではない状態を指します。
一方、清潔感とは何か。簡単に言えば身ぎれいでいる事。つまり見た目を整えている事を言います。極端な話、服を洗っていなくてもシワや臭いなどがなければOK。髪の毛を洗っていなくてもフケが無くて寝グセや臭いなどが無ければOK。あくまで身なりが整っているかどうかを重視します。ですから、清潔であっても清潔感に欠けるという状態が生まれます。
結婚相談所での婚活においては、清潔感が非常に重要であると口酸っぱく言われています。それは、初めての出会いがお見合いという短期的なものであり、何よりも第一印象が決め手だからです。日常生活での出会いと異なりお見合いという特殊な状況では、わずか1時間でその人と交際に入るかを決めなければいけません。そのわずかな時間で相手を判断しようとすると、どうしても第一印象に引っ張られてしまいます。清潔感があり最初の印象が良ければお見合いはスムーズに展開し、清潔感が無く生理的に合わないと判断されてしまえば、お見合いはほぼ失敗に終わるでしょう。
清潔感があれば失点せず最低ラインはクリア。無ければマイナスイメージを与える。第一印象が決め手のお見合いの場合は、その失点を防ぐ必要があります。
清潔感を出すという事はそれほど難しい事ではありません。何よりも見た目重視。身ぎれいにする事である程度クリアになります。ただ、頭のてっぺんからつま先まで整える意識が必要です。面倒と感じるかも知れませんが、お見合いは将来の伴侶となるかも知れない人との出会いであり、その労力を惜しむべきではないでしょう。
しかし、あくまで清潔感は失点を防ぐ最低限のマナーのようなもの。そこから自分の良さを上積みしていかなければ相手のパートナー候補者リストに載る事はできません。それはスペックなのか、相性なのか、ビジュアルなのか、人間性なのか、自分のカラーなのか、客観視する必要があります。
今挙げたもののうち、スペックはすぐに変化させる事はできませんが、それ以外は努力や工夫で磨き上げる事も可能です。相性や人間性は、相手に興味を持ち思いやりの心を持って接する事で、良好なものへと近づける事ができるでしょう。また、ビジュアルに関しては、清潔感という点での失点を防ぐ無難な服装などに留まらず、オシャレを意識したり、魅力的な化粧やヘアスタイルへと変化させる等の工夫で改善させる事が可能です。
また、自分のカラーについては、趣味や好きな事、自分の考えなど、相手に合わせるだけではなく個性として持っておく事で、自分のキャラクターを認識してもらう事ができます。もちろん相手が引いてしまうような趣味などは控える必要もあるでしょう。ですが相手が認めるようなこだわりは主張して問題ありません。二人で共有できるものもあるでしょうし、それぞれ別の趣味を楽しむ時間を確保するというやり方もあります。
婚活におけるマイナスポイントは、自分1人では気付けないかも知れません。そういった時には周りの客観的な意見を聞く事も大切です。時に耳の痛いアドバイスをもらう事もありますが、自分のために言ってくれていると思えれば、良い方向へと変化するきっかけにもなります。その相手が友人・知人なのか、それとも仲人か。そういった存在がいればとてもラッキーです。周りの意見を聞く積極性もパートナー探しのための重要な要素と言えるでしょう。
Comments