雑談力という言葉がありますが、身につける事で色んな場面でのコミュニケーションに役に立ちます。
「初対面の人やそれほど親しくない人と、どう話したらいいのか分からない」
「上手く話せず、変な間があいてしまう」
このような経験は誰しもあるのではないでしょうか。結婚相談所での婚活の場合、お見合いからプレ交際に進む確率は約35%と言われています。またプレ交際が始まって初デートで交際が終了してしまう確率は約80%と言われています。
初めて顔を合わすお見合い、少しの面識しかない初デート、つまりお互いがまだわかっていない段階でのコミュニケーションの大切さが伺えます。この、浅い関係で持っておきたいスキルが雑談力です。
雑談とは、明確なテーマをもうけず、ちょっとした間のつなぎとして、たわいもない会話をする事です。雑談の効果として、関係性を作る事が可能です。雑談におすすめのネタとしては、天気・季節の話題、地域情報、変化した事などがあげられます。
天気・季節の話題は雑談としてはシンプルで、会話のはじめとしてはスムーズに入れます。
地域の話は、会話が始まってからの話題として、相手の住む地域について聞いたり、自分の住む地域の美味しいランチやおススメのスポットなどから会話を展開していきます。
ここで、意識したいのは、会話に質問を組み込む事です。
パターン1:相手に質問して会話をスタートさせる。
例)〇〇さんは京都の△△にお住まいなんですね。やっぱり観光客は多いですか?
→YES or NOの返事であれば、さらに質問を続ける。
→相手が具体的な答えを出したのであれば、質問してその話を深掘りする。
パターン2:自分の地域の特性を把握し、それをネタにして話を展開する。
例)僕の最寄り駅に3つカフェがあって、たまに行くんですけど、〇〇さんは好きなカフェ店はありますか?
→店を聞いたら、好きなメニューは何か、スイーツは食べるかなど聞いていく。
例)自炊もするんですけど、外食する時は〇〇というお店の△△(メニュー)が好きでよく行くんですけど、〇〇さんは好きなお店ってありますか?
ここでポイントになるのは、言いっ放しで終わらないという事です。
悪い例)僕の最寄り駅に3つのカフェがあるんですね。コメダとスタバとホリーズカフェなんですけど、結局全然行ってなくて。(シーン)
いきなり詳しい話から始めて言いっ放すと、相手も「はぁ」くらいのリアクションしか取れなくなってしまいます。軽い話題+質問という形であれば会話が切り出しやすく、かつラリーが続いていきやすいです。
コミュニケーションでは、聞き上手と話上手とどちらが良いかと言えば、聞き上手という事になるのですが、相手があまり話してくれない人だったら自分が主体的に話すというパターンも必要です。
また、自分が雑談を切り出す時に気をつけないといけない幾つかの例があります。
・相手の話を途中で取り自分の話を始める
・会話の内容が自慢話ばかり
・相手が感心のない事を延々と話す。
これらは十分なコミュニケーションを取るためには避ける必要があります。
また、雑談のきっかけになるポイントとして、以下の様な点があります。
・相手に興味を持つ
・会話をしながら、相手のリアクションをみる(話に興味がありそうかどうか、など) ・初デートの時に、お見合いで出てきた話題を覚えておいて切り出す
特に、相手に興味関心を持って質問をする事が基本であり雑談で大切な事です。会話のネタが思いつかないという人は、事前にどんな話題を話す・聞くかをピックアップしてメモしておくのも方法です。
聞き上手は雑談力への近道です。何か話そうとするよりも、相手の会話を広げるほうが応用がききやすいので、聞くことから始めましょう。話というのは、聞きたいより聞いてほしいという欲求の方が強く、自分の話を興味深く聞いてもらって、気を悪くする人は少ないでしょう。
これらの事柄を意識し、お見合いや初デートの会話に雑談を盛り込んで、次のデートに進展できるよう取り組んでみて下さい。
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