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全国と京都の未婚率に見る婚活の意義≪2020年データ≫

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2020年の国勢調査によると、全国の生涯未婚率(50歳まで結婚した事のない人の割合)は、男性で25.7%、女性で16.4%となっています。

 

男性は4人に1人、女性は6人に1人が独身(50歳までに結婚しない)という計算になります。

 

実際の感触としてはどうでしょうか。男性の場合、もっと独身者は少ないというイメージがあるかも知れません。

 

男性の年代別独身率は以下のようになっています。

 

20~24歳:95.2%

25~29歳:72.9%

30~34歳:47.4%

35~39歳:34.5%

40~44歳:29.1%

45~49歳:27.2%

50~54歳:24.2%

55~59歳:19.6%

 

一方、女性の年代別独身率は以下となっています。

 

20~24歳:92.3%

25~29歳:62.4%

30~34歳:35.3%

35~39歳:23.6%

40~44歳:19.4%

45~49歳:17.6%

50~54歳:15.2%

55~59歳:11.3%

 

男女共に、25~29歳と30歳~34歳とで数値に大きな変化が見られます。これは、初婚の平均年齢が男女共に約30歳であり、30歳を境に未婚率の差が生まれるからと考えられます。

 

では、京都で見てみるとどうでしょうか。

 

2020年の京都の生涯未婚率は、男性25.2%、女性18.4%となっています。男性は全国平均とほぼ同じで、女性は全国平均を2ポイント上回っています。

 

2010 年の京都の生涯未婚率は、男性18.9、女性 11.8%となっており、10年で男女とも約6.5ポイント増加しています。わずか10年でこの数字ですから、未婚化はこの先も進んで行くでしょう。

 

京都府民意識調査(4,725人)によると、2014年の京都府の既婚者(20歳~44歳)が結婚相手と知り合ったきっかけは、「職場や仕事の関係で(34.4%)」「友人や兄弟姉妹を通じて(26.6%)」「同じ学校に在学して(13.5%)」が上位 3 項目となっています。


この3つの合計は75%で非常に大きくなっています。これらの環境にいるかどうかで、出会いの確率は大きく変わると言えます。

 

一方、近年出会いの手段として利用者が急増しているのがマッチングアプリです。スマホを使って気軽に出会える手段として近年市民権を得ました。

 

マッチングアプリの特徴は利用者が多いという点と、その手軽さです。また、希望の条件で相手を選べる事や効率の良さ、普段出会えない様な人と出会えるといった点も特徴として挙げられます。若い世代を中心に利用されており、現代における出会いの主流となりつつあります。

 

一方、マッチングアプリは登録に際し、身分証明書の提出や写真の審査などをしますが、職業や年収、学歴などのチェックはしていません。その点は認識しておく必要があります。また、真剣な出会いを求めていない人がいる可能性もあります。

 

それらの特徴を理解して活用すれば、マッチングアプリは出会いの有用なツールと言えるでしょう。

 

では、他の婚活サービスはどのような特徴があるでしょうか。

 

お見合いパーティは、PRシート等を活用し、コミュニケーションを図ります。大人数であれば数分ごとに話をする相手が交代し、一つの会で多くの人とコミュニケーションを図れる反面、じっくりと対話する事は難しいと言えます。一方少人数の会の場合、相手と話をする時間に余裕があり、じっくりとコミュニケーションを図る事ができますが、一度の会で会える人数に限りがあります。最後にマッチングを行い、結果がはっきりわかります。

 

街コンは飲食を伴うコミュニケーションを行います。着席形式で時間ごとにテーブルを移動するものや立食形式のものがあります。マッチングは行わずその場で連絡先を交換するパターンのものが多く、合コンに近いイメージと言えます。

 

お見合いパーティと街コンの両方に共通している点として、年齢制限があり、女性の方が男性より会費が安い事があげられます。中には趣味やステータスなどコンセプトを絞ったものもあります。

 

結婚相談所は他の婚活サービスと異なり、真剣に結婚を考えている人に限定しています。その特徴として独身証明書、収入証明、住民票など信用を担保する書類を提出するという点があげられます。


専任のカウンセラーがつき、活動期間中のサポートを受けられます。また費用には入会金、月会費、成婚料などがあり、他の婚活サービスより費用がかかるのが一般的です。

 

また、それぞれの婚活サービスには向き不向きがあります。

 

例えば婚活パーティや街コンは、トークタイムがしっかりと設けられているので、初めて会った人と話すのに抵抗がなかったり、話すことが好きな人は、多くの異性と会話ができるので、会を十分活用できるでしょう。


一方人見知りの方などは、十分コミュニケーションを取る事が難しく満足のいく結果が得にくいと言えます。

 

また結婚相談所の場合は経済的に余裕があって、結婚願望が強く、カウンセラーのような第三者のサポートを活用したいと考える人に向いていますが、逆に経済的に余裕がない、ルールに縛られず自由に婚活をしたい、周りの意見を必要としないといった人には向いていないと言えます。

 

マッチングアプリも含め、これら4つのそれぞれの婚活サービスの特徴を理解した上で、活用する事をおすすめします。

 

今、全国的に未婚化が進み、京都府も同様の傾向にあります。自然な出会いの機会が減り、何もしなければパートナーと巡り会う事は難しい状況です。


そういった中マッチングアプリが市民権を得て、街コン・お見合いパーティ・結婚相談所なども含めた婚活サービスを利用する事が結婚に至る有力な手段となりつつあります。出会いに対し積極的な姿勢を持つ事が求められています。



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