アドバイスをしようと思った時、いかに受け入れてもらえるかが大切になります。
そのためには、的確なアドバイスも当然ですが、相手が聞き入れる事ができるアプローチが必要になります。
アドバイスには幾つかの種類があります。
まず、自分の経験や知識などのデータに基づいたもの。
これは成功体験や見聞きした事に基づき、成功する確率が高いであろう内容をアドバイスとして伝えます。
あるいは、これまでのデータに当てはまらない事に対し、自分なりの考えに基づいたもの。
相手が提示した情報を整理し、最適解は何かを考え、客観性を持たせながらアドバイスをします。
そして、導き出した回答が正解に近いと判断し、アドバイスをしようとする時に最も注意しなければいけないのが、伝え方です。
相手がそのアドバイスを受け入れてくれるかどうかは、伝え方にかかっています。
この点は慎重にならないといけません。
かなりの確率で正解と思える事を伝えようとしても、本人が納得しなければ決して実行には移されません。
相手にとって突拍子もないアドバイスであれば尚更です。
そういう時は、まず何が問題で、それを打破するには何が有効かを理解してもらう事から始めないといけません。
まず、置かれている状況や課題について認識してもらう。
そして、必要となる解決策を提案し、その大切さを伝える。
そういう理詰めで理解してもらうために、いわゆるYes取りをしていく事が有効です。
一つ一つの事を順を追って伝え、相手がYesと答えてもらえるようにもっていく。
そうする事で相手の理解・納得を得られやすくなります。
このYes取りをすっ飛ばしていきなり解決策を提示してしまうと、納得は得られにくいでしょう。
相手は無理難題を突き付けられたと思い、拒否反応を示し、行動しようという意欲が湧いてきません。
しかし、実行が難しい、現状では不可能に近いと思ってしまうような内容でも、何が必要でどういう行動を取るべきかを丁寧に伝える事で、やってみようという意欲をかき立てる事ができます。
そうして初めてアドバイスは成立します。
また、最善案と妥協案の二つの提案ができれば、さらに実行力は高まります。
最善案を受け入れてもらえば一番成功する確率が高いわけですが、もし納得が得られなければアドバイスとして成立しません。
その時は相手の意見も取り入れた上で妥協案を提示する事で実行に移しやすくなります。
一番良くないのは正論で攻めてぐうの音も出ない状態にする事です。
こうなると、アドバイスを受けた相手はその人に対し苦手意識を持ってしまい、心を閉ざしてしまう可能性があります。
これではせっかくのアドバイスも意味がありません。
アドバイスを伝える事はとても素晴らしい事です。
現状を良くするための新しい視点を伝える事は、相手にとって成長するきっかけを与える事ができるかも知れないし、新たな閃きが生まれるかも知れません。
「伝える」で終わらず、「伝わる」かどうか。
相手が納得して実行力が高まるアドバイスができれば良いですよね。
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