人は1人では生きていけません。自活して1人暮らしをすれば、1人で生活はできます。しかし、どこかでは人と接する場面が出てきます。コンビニにも飲食店にも店員さんはいます。決済は自動でも、それまではスタッフの方が接客であり料理を作っていたりと、関わっている人がいます。
もちろん、1人では生きていけないというのは、それだけの理由ではありません。そもそも人間の赤ちゃんは、自分1人では生きていけません。親が育てる事で初めて生きていく事ができます。世の中には様々な親子関係があります。単純に親だから子だからという分類はできないかも知れません。辛い子供時代を過ごした人もいるでしょう。でも、その時、誰かの手を借りる事で、成長できたのではないでしょうか。
育ってきた環境で、多くの人と関わる機会があります。もちろん学校や社会と隔てられた方もおられますが、もし外に身を置けば多くの人と接する機会が出てきます。そこで多くの事を学び、得て、失い、今を生きていきます。人生とは一言で言い表す事ができませんが、周りとの関わりというものも人生の一つのテーマなのではないでしょうか。
世の中にはgiveという言葉があります。学校の授業で習った単語ですから、知っていて当然と言えるかも知れませんが、実際にこのgiveを実行する事は非常に難しいと言えるでしょう。
自分が満たされていないと思う人は、世の中の大半ではないでしょうか。自分が満たされていないのに、周りに対しgiveをするのです。本当であれば自分がgiveして欲しい所を、相手に対して行う。果たしてそれは簡単にできるでしょうか。
情けは人のためならずという言葉があります。人にほどこしをする事で、巡り巡って自分に返ってくるという事です。そういう広い視野を持って周りにgiveをする。
例えばご高齢や体の不自由な方に電車やバスで席を譲る。一見当たり前のようでも、できている人とできていない人がいます。中には優先座席に座って知らん顔をしている人もいます。
私もまだまだgiveが足りていません。takeばかりです。この状態は良くないと理解していても、行動が足りていないのが現状です。
giveをすると言う事は、徳を積むという事に近いのだと思います。目には見えない徳を積み重ねる事で、人間性が高まり、人間関係も良好となって、やがて周りがgiveしてくるのではないでしょうか。
難しくは考えず、まずは周りが喜ぶような事をする。それが第一歩です。そして喜びを分かち合える事ができたり、後から誰かにgiveされたり、自然と自分に返ってくるではないでしょうか。そのためには自己犠牲ではなく、自分が楽しむ事。気持ち晴れやかに行動する事が大切でしょう。
ความคิดเห็น